今年は手芸を何か始めてみたいと思っていたどん子(筆者)。
色々調べると【パンチニードル】というものがあるらしい!
しかも100均だけで材料が揃えられるだと??!
百聞は一見にしかず。ということで右も左も分からない初心者ですが、とりあえず始めてみることにしました。
この記事は
【パンチニードルには興味があるけど、何から始めればいいか分からない…】
という方に向けて、
【初心者でも本当に出来る?】
【材料はどこで何を揃える?】
【作り方は?】
【注意点は?】
といった疑問から、
【初心者がつまづきやすい失敗点】
を交えてレポートしていきたいと思います!
私自身初めてのパンチニードルになるので、失敗(反省)多めです。ガチの初心者の1回目体験記になります。
同じように初めてやってみよう!と思っている方の目線に立ち、書いていきますので、
何かしらお役に立てれば幸いです。
パンチニードルとは?
「パンチニードル(Punch Needle)は、刺繍の技法の一つで、専用の針を使って布に刺繍をする方法です。この針は、針の先に小さな穴が開いていて、糸を引き抜くときに布にループを作ります。これによって、布の表面にふわっとした立体的な模様を作り出すことができます。
パンチニードルの特徴は、比較的速く大きな面積を埋めることができるため、刺繍初心者にも人気があります。また、毛糸を使うことが多く、ポンポンとした触感が魅力です。小物やアクセサリー、クッションなどに使われることが多い技法です。」(出典OpenAI)
つまり刺繍技法の1つで、専用の針に糸を通して布をブスブス刺していくと刺繍が作れるよ!というものです。
フリーステッチングとは違うの?
調べていると似たような技法で【フリーステッチング】という言葉も出てきます。
こちらは同じ技法ですが刺繍糸を使います。パンチニードルよりも針が細く、布も目が細かいものを使うので、より細かいデザインに向いてそうです。
結局はどちらも同じ技法で、針の太さ・糸の太さの違いなので、初心者はあまり気にしなくて良さそうです!
材料 〜100均のみ!セリアとダイソー〜

まずはこれらがあれば、パンチニードルが始められます!
①はぎれ布(ダイソー)※セリアのパンチニードル専用布でもOK!
②刺繍枠(今回はセリアの11cmを購入)
③パンチニードルの針(セリア刺繍糸用針)
④布用ハサミ(セリア・とりあえず家にある布ハサミでもOK)
⑤チャコペン(しるしつけペン:ダイソー)※布に書ければなんでもOK
⑥毛糸(きらめきコットン:セリア)※針の太さに合ったものなら何でもOK)
⬇あった方が良いもの⬇
⑦ハンディ掃除機またはコロコロ(最後の毛糸カット時に使います)

※刺繍枠は一種類しか店に無かったため竹製11cmを買っていますが、もう少し大きい方が作業しやすいです。プラスチック製でも全然問題なしです。
※セリアのニードル針は小中大( 刺繍用・中細毛糸用・極太毛糸〜並太毛糸用)と3種類ありますが、ご自身の使いたい毛糸の太さに合わせてお好きなものでOK!
ただし大は針がかなり太いので刺しづらいかもしれません。初めてなら小がおすすめです。
《毛糸の太さ目安》
⬛︎刺繍用(小)…棒針4~6号
⬛︎中細毛糸用(中)…棒針6~9号
⬛︎極太毛糸〜並太毛糸用(大)…棒針10~12号
作り方
①ニードル針に毛糸を通す。
下準備として手持ちの適当な針に糸を通したものを作り、
毛糸をくぐらせてニードル針に通します。

図のように毛糸を通してくぐらせます。(図を参照)


先端の穴に針を通して毛糸を貫通させます。


これで毛糸通し完了です!
②チャコペンで模様を描いて、刺繍枠を布にはめる。




※初めてなので今回チャコペンで下書きをつける前に布をはめてしまいました・・・布をはめてからだとかなり書きづらいので、最初に書いておきましょう・・・!!
③下書きに沿ってニードル針を刺していく。
写真だと見ずらいのですが、穴の開いている方を上側にして刺します!


上記のように穴が開いたら、裏面から爪などでこすって布を馴らしてから刺しなおしましょう!
ポイントは針を抜くときに引き上げすぎないことです!
慎重に針を抜いて、すぐに隣を刺しましょう~

針の柄の部分(奥)までしっかり刺します。
中途半端に差すと仕上がりの毛糸の長さが変わるので注意!





※実際はこちら側が刺繍の表面になります!
④余分な毛糸をカットして形を整える。
まずループ部分をカットします。

外側から形に添ってカットしていきます。
外側からカットした方が形が整いやすいそうです。

刺繍枠を取らないで進めてますが、かなり邪魔でした・・・
カット工程に入る前に刺繍枠は外しておきましょう!!

ひたすらチョキチョキします。

カットしていくと、下記写真の通り穴が見つかりました。。
これは毛糸を刺し切れてなかった部分です。毛糸の間隔が開くとこうなるので、なるべく密に差し込んでいきましょう!

カットしていくと毛糸のごみが凄いので、適宜掃除機やコロコロできれいにします!

なんとか形になりました(?)


完成です!
(なんだかかなり歪なハートですが・・・)
これをワッペンにしたり、別のものに縫い付けたりする場合は、裏に接着心をつけましょう~
100均でも売ってます!
反省・失敗点
初めてパンチニードルをやってみて、いろいろと反省点があったのでまとめておきます・・・!
- 下書きは布を張る前に書いておくべきだった。
- 刺繍枠にはめる際、両端の布を引っ張るとすぐに外れる(刺繍枠が小さいのと100均のもので外れやすいと思われる)。引っ張りすぎに注意。
- 刺し目が粗すぎて出来上がりがスカスカ。
- 専用の刺繍枠じゃないので刺しづらい。手で刺繍枠を浮かせて針を刺すのが地味に大変。
- 針の柄の奥までしっかり刺せてない部分があり、毛糸の長さがバラバラ。
- 刺繍枠を外さずにカットを始めてしまった(カットしづらいのですぐに外すべき)。
- セリアの布切ばさみより、家にあった裁ちばさみの方がカットしやすかった。
- はさみがデカすぎてカットしづらかった(小さめの小回りの利くはさみで作業した方が良い)。
- 出来上がりの形が歪。きちんと下書きに沿って刺すように気を付ける。
- 仕上げの際に毛糸クズが凄いので、クリーナーはほぼ必須といっていい。
- ちゃんとYouTube等の動画を見ながら進めた方が確実。
つまり、
★100均の道具は安いが扱いが難しい・・・
★なるべく密に刺す事を意識する!下書きに忠実に!
★良いはさみを使いましょう!
★クリーナーが無いと毛クズの片づけが大変すぎる。
ご参考までに・・・!
まとめ
反省も多く上手くいったとは言えない出来ですが、全くの初心者でも十分楽しめました!
プスプス刺していくだけで刺繡が作れるのは簡単ですし、多少不出来でもなんだか味のある仕上がりになります。
多少隙間ができても毛糸なのでごまかせますし!笑
なにより材料が100均で揃うのが手軽でいいですよね。いきなり専門店の道具を買うと合わなかったときにお金の無駄になります。
そもそも道具の種類が多くて何を買えばいいのかも迷う。。。
そんな悩みも、とりあえずセリアへGO!で解決です!
※現時点では専用針は100均だとセリアにしかないみたいです。ほかでも見つけた方おりましたら教えてください~!
色々レビューを見ていると、100均は針が刺しづらいという意見が多いです。
お試しでやってみて、ハマるようなら専門店の道具を買ったほうが使い勝手も良さげです!
クロバーかDMCがおすすめ。
おまけ
1回目の反省点を活かし、その後2回ほど作成してみました。
2回目(再度ハートチャレンジ)
一回目よりかなり上手くいきました!
模様がはっきり出やすいようにハートの谷を深めにして、密度を濃く刺すように頑張りました。



まだ改善の余地ありそうですが、初回よりだいぶ上達しました!
3回目(パンダ)
3回目はパンダを作ってみました。

完全なる失敗作ですね・・・
細かい模様はこの方法だと難しいので、普通の刺繍にした方がよさそうです。
鼻と口の毛糸が抜けやすくて苦戦しました。。

2回目までそのままのニードル針でやっていたのですが、なんだか毛糸のループが長い事に気づきました。
3回目はループを短くすべく輪ゴムで調整。(よく見たら商品説明に調整方法書いてありました・・・気づかず進めてました💦)

微調整ができないので、やっぱり100均じゃなく専門店の針を買うのが良いなと思いました。
セットも売ってますので、こちらだと迷わず簡単に道具がそろいます♪
以上、ガチの初心者体験レポでした!
簡単に始められるが奥が深い、そんなパンチニードル。また挑戦してみます~😃✨
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