パンチニードル、ふんわりとした立体的な作品が作れると人気ですが、「どのパンチニードル針を選べばいいの?」と悩む初心者さんも多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人でした。

初めセリアの針を買ったものの、もう少し本格的な道具も試してみたい…!
調べるうちにDMCとクロバーが有名なのは分かったけど、初心者にはどっちが良いの?
この記事では、代表的なパンチニードル針であるDMCパンチニードルペンとクロバーフリーステッチングニードルを初心者目線で徹底比較!
2つはどう違うの?特徴は?
より初心者でも使いやすいのはどっち?
そんな疑問に答えられるよう、本記事ではそれぞれの特徴~実際に使ってみたリアルな使用感を正直にレビューしていきます。
結論、
初心者さんにはDMCのパンチニードルペンがオススメ!!!
詳しく知りたい方は、是非本記事を参考にしていただければ幸いです🌸
針選びで迷う時間を無くして、楽しいパンチニードルライフをスタートさせましょう~♪



パンチニードルとは
専用のニードル針を布にプスプス刺し、ループを作って楽しむ刺繍の一種です。
パンチニードル針それぞれの特徴を比較
まずはDMCとクロバーのパンチニードル針、それぞれ並べてみました。
写真の赤数字は穴が小さい順です。
一応順位を付けましたが、結構微差でした。
針の厚みはクロバーの方が厚く、しっかりした印象です。


次にスペックを見ていきます!
DMC:パンチニードルペン
【メーカー】DMC フランスの老舗手芸メーカー
【定価】2,420円
【セット内容】
●パンチニードルペン本体
●針(3種類S/M/L)
●糸通し2個
【針のサイズと糸の種類】
S(スモール):DMC8番糸、DMC12番糸
M(ミディアム):DMC25番糸、DMC5番糸
L(ラージ):DMC3番糸、ハッピーコットン
- 初期セットが充実
→SMLの針がセットになっていてすぐに始めやすく、コスパが良い。 - 調整メモリは印字
→メモリが本体に印字されており、直感的な操作が簡単に出来る。 - 本体は長くて軽い
→ペンは長めだがグリップ付きで本体は軽いため、初心者でも握りやすい。
本体が長いので糸通しは若干しづらい。
クロバー:フリーステッチングニードル
【メーカー】クロバー 日本の老舗手芸メーカー
【定価】1,320円
【セット内容】
●フリーステッチングニードル本体
●針(3本取用)
●針キャップ
●糸通し1個
【針のサイズと糸の種類】
1本取り:25番刺繍糸1本取り
3本取り:25番刺繍糸3本取り
6本取り:25番刺繍糸6本取り
極太:中細毛糸・刺しゅう用リボン
- 初期セットは「3本取り」の針のみ付属
→他の太さの糸を使いたいときは、別途替え針の購入が必要。 - 針の太さは4種類
→別売りで「1本取り」「6本取り」「極太」の交換針があり、合計4種類の太さに対応。
どんな糸でも合う針が見つかる。 - 本体がコンパクト
→本体が短く、シンプルなつくり。小回りが利きやすい。短いので糸通ししやすい。 - 針がしっかりしている
→ステンレス鋼/真鍮を使用しており、かなり丈夫な印象で布にしっかり刺せる。 - メモリは印字なし
→数字の代わりに透明な線がついており、自分で位置を合わせるタイプ。
替え針はこちら↓↓
使える糸の太さについては次項で試しています。
実際に使用してみた感想
今回比較のため、同じ糸で刺した見本を作りました。
使用した生地は【ダイソーのはぎれ布】、糸は【ダイソーの刺繍糸】と棒針【0~2号、3~5号の毛糸】です。






今回途中糸が抜ける部分ありましたが、1~3本取りの刺繍糸とダイソーのはぎれ布は相性が悪かったようです…。
もう少し目の詰まった生地だとしっかり刺せると思います。
ピンクの毛糸が3~5号サイズ、その隣が0~2号サイズ、そのほかは刺繍糸です。
写真を見ると分かる通り、DMCの方がまっすぐ安定して刺せました!
同じ毛糸を使い、針だけ変えてハートのモチーフも作成。




作成して感じた点を以下にまとめてみました。
DMC:パンチニードルペンの使用感


メリット | デメリット |
---|---|
本体と針が軽くサクサク刺せる 初心者でもキレイに刺しやすい メモリの調整がしやすい | 糸通しが若干しずらい 針を刺した際にループに引っかけてしまう |
クロバーと比べて本体が軽いので、初心者でもサクサク軽快に刺し進められました!
ただし、表のループに針を何度か引っかけてしまい、糸が飛び出てしまいました…。(不器用すぎる)
後でカットして整えられますが、なるべく避けたいところです。


恐らく、DMCの針先がクロバーよりも尖っているため、布の表側のループに引っかかりやすいことが原因だと考えられます。
初心者の方はなるべくこまめにループ面をチェックしながら刺し進めるのが良さそうです!
その他としては、刺し終わった後の生地の丸まりがDMCの方が強く出ました。


丸まりが強いと後処理のボンド付けがやりづらいですが、クリップなどで押さえながらやれば許容範囲です。
クロバー:フリーステッチングニードルの使用感


メリット | デメリット |
---|---|
小回りが利く 糸通しがしやすい ループに針を引っかけてしまうことが少ない | DMCよりも針の抜き差しに力が必要 針を抜く際に引っ掛かって抜きづらい 転がり止めを針先の方向に合わせるのが面倒 |
一番感じたのは布から針を抜く際にとにかく引っかかって抜きづらい…!
思いっきり抜くと写真のように糸が浮いてしまうので、また引っ張ってから刺して・・・をやっていると余計に時間がかかりました💦




逆にDMCよりも針先がなめらかなので、表のループ面に針を引っかけてしまうことは少なかったです◎
転がり止めを針先の方向に自分で合わせるのは少し手間に感じました。
転がり止めはこのように合わせます↓





実際は合わせなくても刺せるので、面倒な場合はそのままでもOK
出来上がりの質感と作業時間について


右:クロバー 左:DMC
【出来上がりの質感】
DMC: カッチリとした印象
クロバー: もこもこ感が強め
ぱっと見ほぼ同じですが…しいて言うなら上記のような違いを感じました。
針の特徴によって、若干刺し加減が変わることに起因していると思われます。
ただし本当によく見ないと分からない程度なので、仕上がりの質感はほぼ同じと思って良いです〇
作業時間に関しては、DMCの方がクロバーに比べて5分強速く刺し終わりました!
(クロバーの方は針を抜く際の引っかかりが原因で、スムーズに作業が進まず時間を取られてしまいました…。)
比較まとめ
クロバー | DMC | |
---|---|---|
扱いやすさ | 少し難しい | 初心者でも簡単 |
仕上がり | もこもこ、ふんわり | しっかり、かっちり |
本体 | コンパクトで小回りが利く | 軽い、グリップ付きでしっかり握れる |
コスパ | 替え針は別途購入 | 全てセット |
メモリ調整 | 透明の線 | 数字が印字 |
初心者におすすめの針は、DMCパンチニードルペン!
結論、初心者さんには
DMCパンチニードルペンをオススメします!
1本取りから中細毛糸まで幅広い太さの糸に対応している点は両者同じ。
ですがクロバーは糸ごとに替え針の購入が必要になります。
コスパを考えるとDMCの方がセットでお得です。
また、DMCの方が針が軽く刺しやすく、より初心者でも扱いやすいと感じました!
扱いやすいので作業時間が短縮でき、作品作りが捗る点もメリットです。
どれを買うか迷っている初心者さんにはうってつけです🌸
+α 太い毛糸を使いたい時のパンチニードル針はこれ!
今回は刺繍糸と細めの毛糸でのパンチニードル針を紹介しました。
一方で太い毛糸を使ったパンチニードル作品(ラグやマット、大きいコースターなど)に挑戦する場合は、また別の専用パンチニードル針が必要になります。
クロバーから5mm/3.5mmの2種類の針が出ていますが、極太毛糸を使うなら5mmがぴったりです。
便利な初心者セットについては、別記事で詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました♪






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